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第166回 技術見学会(オンライン)-株式会社ファンケル美健 千葉工場・三島工場-

  • 同業他社様の工場見学が実現!
  • 軽快な進行の大沼様と三橋様
  • 双方向コミュニケーションで進行
  • 生産現場から生配信:「タンク運用」について
  • 5)生産現場から生配信:クリーンな環境について
第166回 技術見学会(オンライン)-株式会社ファンケル美健 千葉工場・三島工場- 
 株式会社ファンケル美健様の化粧品製造工場である千葉工場と、サプリメントの製造工場である三島工場を生中継で見学させていただきました。実はこのイベントは申込開始日に満員になっており、多くの化粧品技術者からの注目の高さが伺われました。私もその一人で、同業他社の工場を見学できる機会はなかなかありませんので、非常にワクワクした気持ちで開始を待っていました。見学会がスタートすると、まるでオンラインとは思えない、司会の三橋様、大沼様の軽快な進行で、テーマパークのアトラクションを楽しんでいるかのように錯覚いたしました。進行の大沼様はご自宅からのご参加でしたが、これが実現できるのもオンラインならではのメリットです。
 見学会では生産棟からの生中継があり、「正直品質」を徹底して管理するためのクリーンな環境や生産フローについてご説明いただきました。また、無添加化粧品を実現するための生産設備をご紹介いただき、手術室よりもクリーン度の高い環境で生産された化粧品が、多くのロイヤルユーザーに支持されていることを実感しました。
いずれの工場も普段からオンラインの工場見学会を開催しているとのことです。以前はオンサイトの工場見学会を開催されていたそうですが、コロナ禍でのオンサイトでの開催続行が難しく中断を余儀なくされたそうです。しかし、コロナ禍でもできることはあるはずという気持ちから、ワーキングチームを組み、オンラインでの工場見学会に至ったという経緯を聞きました。ここでも「正直品質」が生まれる現場をユーザーにお届けしたいという熱い気持ちを感じました。
最後にQ&Aがあり、チャットで寄せられた質問について(製造ラインのメンテナンスについても!)、詳細にご回答くださいました。きっと、多くの参加者が、「自社の製品の生産のプロセスはどうだろうか?」と思いを巡らせたのではないでしょうか。
当日、私は大阪の職場から参加いたしました。技術見学会は2019年度まではオンサイトで開催されており、参加したいと思っていたものの、関西からの参加が難しく、断念していた過去があります。私のように、オンラインであったからこそ、参加できた方も多かったのではないでしょうか。知的好奇心が刺激された、充実した1日になりました。
コンテンツ盛沢山の工場見学会を実現くださったファンケル美健の皆様をはじめ、企画運営いただきました部会の皆様に感謝申し上げます。

SCCJ広報委員 久加 亜由美(株式会社マンダム)