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第5回 化粧品技術専門講習会 「乳化・可溶化・液晶講座」 ~理論と実務をつなぐ化粧品の界面化学を一日で学び尽くす!~

  • 第5回 化粧品技術専門講習会
  • 東京と大阪をサテライトで繋いだ会場の様子
  • 大盛況の大阪会場
  • Q&A形式のトークセッションの様子(大阪会場)
  • 鈴木先生講演の様子(東京会場)
  • 講演に耳を傾ける参加者の皆様(東京会場)
第5回 化粧品技術専門講習会
「乳化・可溶化・液晶講座」 ~理論と実務をつなぐ化粧品の界面化学を一日で学び尽くす!~

第5回 化粧品技術専門講習会に参加しました。本講習会は東京会場と大阪会場をオンラインで結ぶサテライト方式で、化粧品製剤技術の根幹を支える界面化学に焦点を当て、乳化・可溶化・液晶を一日で体系的に学べる貴重な機会として企画されました。
私は処方開発に携わっていますが、日々の業務の中で界面化学を体系的に見直す機会は多くはなく、本講習会は理論と実務の両面から整理されており、界面化学の再確認と新たな視点の獲得の双方に繋がりました。
講師も化粧品の界面化学分野の第一人者であり、東京会場は日光ケミカルズ株式会社の鈴木敏幸先生が、大阪会場は武庫川女子大学の渡辺啓先生がリアルタイムで交互に講演を行いました。同時中継でそれぞれの会場の様子も映り、臨場感をたっぷりと感じました。
内容としては乳化・エマルション・界面活性剤の基礎と理論から始まり、実践的な内容として様々な乳化物の調製や安定化の理論等を体系的に学びました。液晶構造を活用した処方など、近年注目されているアプローチについても具体例を交えて解説され、理論だけでなく応用の視点でも理解が深まりました。難しい理論を扱いつつも、先生方が身近な例や現場で起きがちな事象を丁寧に紹介してくださったため、実務を想像しながら聴くことができました。
さらに、各先生方のこれまでの研究や開発経験に基づく「挑戦・失敗・発見―商品開発の現場から学んだこと」の講演では、普段なかなか聞けない開発の舞台裏に踏み込んだ話が続き、会場が引き込まれていました。技術的な知見だけでなく、先生方が当時の悔しさや迷いを率直に語られる姿に、参加者の多くが深くうなずき、共感の笑い声が漏れる場面もありました。こうした“成功の裏側にあるリアル”を聞ける機会は非常に貴重でした。このセッションでは、専門的な解説とはまた違う人間味ある温かさがあり、講習会の中でもひときわ心に残る時間となりました。
最後は事前に受講者から寄せられた質問に答えるトークセッションでした。専門的な疑問から日々の業務での悩みまで、どの質問にも分かりやすく、時にユーモアを交えながら答えてくださり、会場は終始リラックスした雰囲気に包まれていました。気がつくと私自身も周囲と同じようにメモを取りながら深くうなずいており、内容の濃さを実感しました。
全体を通しての進行も、とてもスムーズで、東京・大阪をつなぐサテライト形式にもかかわらず、テンポよく展開され、理解が自然と深まるような流れが作られていました。専門講習部会の方々の丁寧な準備と当日の運営があってこそ実現したものだと感じます。見えないところでのサポートが随所に行き届いており、参加者全員が安心して学びに集中できる環境が整っていました。本講習会の企画・運営を担い、事前準備から当日の配信対応まで細やかにご尽力くださった専門講習部会の皆様、そしてご講演いただいた先生方に心より感謝申し上げます。
SCCJ広報委員 清水徹(東洋ビューティ株式会社)



2026年2月26日(木)開催

第5回 化粧品技術専門講習会「乳化・可溶化・液晶講座」~理論と実務をつなぐ化粧品の界面化学を一日で学び尽くす!~

東京会場129名、大阪会場95名、計224名の皆様にご参加いただきました。