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第3回 日本化粧品技術者会 学術大会

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  • 学生イベント
第3回 日本化粧品技術者会 学術大会
1400名に迫る参加者であふれる化粧品技術の祭典
2025年12月8日~10日、横浜にて国内最大級の化粧品技術の祭典が開催されました。第3回 日本化粧品技術者会(SCCJ)学術大会です。今回はなんと、1386名もの参加者を迎える過去最大規模の大会となりました。100題を超える一般研究発表が3日間に渡って繰り広げられ、ポスター会場は発表者に質問が絶えない大盛況な会となりました。54社の企業展示も化粧品の製造機器から、素材原料、測定機器まで多くの人が詰めかけていました。

また、新たな試みとして口頭発表後にQ&Aコーナーというポスター形式のディスカッションの場を設けられていました。過去のSCCJにもあった試みですが、中々大きな会場で質問するのは恥ずかしい…という方でもポスター発表のように、間近で発表者に質問することができます。名刺交換など、より深い交流の場にもなっているようでした。

研究の幅の拡がり。データサイエンス手法も。
今回、研究発表の中でAIや機械学習という言葉も良く耳にしました。生成AIが手元で使える時代ですから、皮膚と化学の分野だった化粧品研究のすそ野も拡がってきているようです。元々、複数の学術分野が融合しているのが化粧品研究の特徴でもあったため、データサエインスの発展が化粧品にも馴染んできているように感じました。

特別講演では皮膚科医の友利新先生、基調講演では株式会社感性リサーチの黒川伊保子先生と東京工科大学の松井毅先生、特別セッションではタイル職人である株式会社ユークリッドの白石普先生にお話しいただきました。どの先生も化粧品研究者を鼓舞し、啓蒙し、インスピレーションを与えてくださいました。無機質なタイルにも触り心地をデザインするという白石先生のお話は個人的に印象に残っています。

また、学生会員からの発表も行われており、その中での優秀発表賞を表彰する取り組みも行われています。業界を知ってもらうための学生会員限定イベントも資生堂グローバルイノベーションセンターにて開催されました。

今年の最優秀発表賞は…
そしてもちろん、最も評価された発表の表彰もありました。口頭発表、ポスター発表、学生発表に分けて公開されていますので、是非公式Webサイトにてご確認ください!
https://conference.wdc-jp.com/sccj/2025/

また、SCCJ公式Xでも学術大会の内容を投稿していますので、気になったらこちらもチェックしてみてくださいね。
https://x.com/SCCJ234000
SCCJ広報委員 高井 興(コーセー)