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第148回「技術見学会」

  • 産総研・北本先生の講演(質疑風景)
  • サイエンススクエア見学①
  • サイエンススクエア見学②
  • サイエンススクエア見学③
  • 花き研究所・岸本研究員の講演
  • 花き研究所・施設見学
2011年5月31日(火)、東京支部渉外部会主催の第148回技術見学会を開催いたしました。今回は我が国最大級の公的研究機関である産業技術総合研究所(産総研)と、我が国唯一の花の研究機関である花き研究所を訪ねました。参加者は66名で、各地で記録的な雨や風をもたらした台風2号の影響が心配されましたが、幸いにして過ごしやすい気候に恵まれました。
私たちを乗せたバスは、最初の訪問場所である産総研筑波センターに向けて定刻に出発しました。産総研に到着後、共用講堂に案内され、北本大主幹研究員から『バイオマスからの化学品製造 〜バイオサーファクタント〜 生産と用途開拓』をご講演いただきました。バイオサーファクタントの基礎から研究手法、さらには化粧品素材として利用された事例など、多くの話題をテンポ良く、時折ユーモアを交えながらお話いただき、参加者の多くがバイオサーファクタントの可能性を共感することができたのではないかと思います。講演後は同じ敷地内にある『サイエンス・スクエアつくば』と『地質標本館』を見学、次いで産総研で活躍している研究者と同じ昼食をいただきました。
産総研で昼食済ませた後はバスで花き研究所へと移動しました。研究所の建屋に入ると名前のイメージどおり、強くはありませんが花の匂いを感じることができ、その中で岸本久太郎研究員から『花の香りと花き研究所の取り組み』をご講演いただきました。この講演は天候を心配し、急きょご準備いただいたものですが、私たちの身近にある花というテーマ、改めて気付かされた匂いの不思議に、多くの方が引き込まれ、講演後の限りある時間でしたが、絶え間なく質問が寄せられました。講演後は屋内外の研修施設を見学し、研究の一端を間近で感じることができました。
次回は秋ごろを予定しています。皆様方の参加を心よりお待ち申し上げます。(渉外部会)