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第147回「技術見学会」のご案内

  • ライオン(株)小田原工場での概況説明
  • 工場内の池で飼育されている固有種“小田原メダカ”見学
  • 小田原工場・構内
  • 工場玄関に展示されている製品
  • JAMSTEC:しんかい2000見学①
  • JAMSTEC:しんかい2000見学②
2010年11月24日(水)、東京支部渉外部会主催の第147回技術見学会を開催いたしました。参加者は76名で、素晴らしい秋晴れの中、車中から見える紅葉を楽しみながら、ライオン(株)小田原工場に向かいました。
最初に工場の紹介ビデオを見た後、皆様にもお馴染みのクリニカ、デンターシステマなどハミガキの製造工程を見学しました。原料の搬入から包装までの徹底した品質管理は大変すばらしいものでした。また、環境問題、特に種の保存に力を入れていて、地元固有の小田原のメダカと足柄のホタルの育成・保存に貢献しているということでした。
ライオンの皆様とお別れして、近くの「和風処・すし政」で美味しい昼食をいただきました。そして美しい湘南の海を眺めつつ、横須賀の独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)に向かいました。
まず、施設を案内していただき、高圧実験用の水槽や引退した「しんかい2000」などを見学しました。さらに、ほとんど戻って来ている事がないという「しんかい6500」がメンテナンスを受けているところを見学できたという幸運にも恵まれました。
見学後は、海洋・極限環境生物圏領域 海洋生物多様性研究プログラム 秦田勇二先生に「深海微生物からの新規酵素の発見とその応用について」をご講演いただきました。将来の有効活用が期待される新規の微生物や酵素が深海で多く発見されているということで、今後のさらなる研究が期待される講演でした。
そして深海の神秘に思いを馳せつつ帰路に着きました。
次回は来春の開催を予定しております。皆様の参加を心よりお待ち申し上げます。(渉外部会)