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第21回「勉強会 ワークショップ」

  • ポーラ化成工業株式会社 半田 貴志先生
  • 竹本容器株式会社 松本 博樹先生、間島 剛史先生
  • 凸版印刷株式会社 寺山 卓先生
  • グループディスカッション
  • 情報交流会
化粧品の容器は、中身の品質を保証するだけではなく、質感やデザインで中身の品質を表し、使用性や利便性で製品・企業の考え方などの価値観を表現するものといえます。製品全体の品質を考える上では、中身と容器の適合性は重要な要素であるにもかかわらず、知識を深める機会はない状況でありました。

そのような背景のもと、今回は3社にご協力をいただいて、3先生からのお話で容器の基本的な化学特性から、具体的な中味と容器の適合における問題、今後の持続社会に向けたエコロジー的容器開発について学んだ後、6グループに分かれてグループディスカッションを行い、日頃疑問に思っていることや困っていることなど、活発な話合い意見交換が行われました。

竹本容器株式会社
演者:松本 博樹先生 営業部 
   間島 剛史先生 開発室 
容器の製造方法の説明から、樹脂素材の化学性質と出来上がる容器の特徴をわかりやすくご説明いただきました。系統だった容器に関する説明を聞くことができ、容器の化学特性に対する理解が深まったと思われます。

ポーラ化成工業株式会社
演者:半田 貴志先生 生産技術部 包装設計センター 容器設計グループ
容器と中味の整合性と題して、開発においてご経験された様々な事例を紹介いただきました。実際に則した内容で、化粧品開発側からの視点でお話いただいたこともあって、中味で注意すべき物理特性や化学特性に対して見識が広がったと思われます。
 
凸版印刷株式会社
演者:寺山 卓先生 生活環境事業本部 生活環境製造事業部 商品開発部
これから持続社会に転換していく上で、エコロジー視点で容器開発に取り組まれている事例をご紹介いただきました。素材を転換ないしは減量して省資源しながらも容器としての機能性を確保する技術の紹介によって、未来の容器のあり方に対する知識が得られたと思われます。 

グループディスカッション
部会委員を加えて6グループに別れ、3社の先生方を交えたディスカッションを行いました。参加者から予め提出いただいている質問をもとに、日頃疑問に思っていることや困っていることなど、活発な話合い意見交換が行われました。また、参加いただいた3社の先生方には、グループを順次まわっていただいたことで、その場で具体的な質問による貴重な情報を提供いただき、容器開発への理解が深まったと思われます。