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第5回「化粧品技術実践講習会」 (西日本)

第5回化粧品技術実践講習会参加レポート

日本化粧品技術者会 西日本支部と西日本化粧品工業会の共催で開催された「第5回化粧品技術実践講習会」に参加いたしました。この講習会は入社4-5年目の処方開発者を対象とした内容で、1社2名まで、定員144名という募集人数のなか、今年も定員を超える申し込みがあったそうです。遠くは沖縄からを含め、近畿圏以外から30名以上の参加があったとのことでした。
テーマは、「乳化」「基礎化粧品/頭髪用化粧品/メイクアップ化粧品の開発」「レオロジー」「スケールアップ」「防腐技術」「安全性」「有用性評価」と、処方開発の各ステップの要点を一日で習得することができる構成でした。
化粧品の処方開発は、効果性、使用感、効果実感、安定性、安全性・・・ 全てを理解しなければならない、サイエンスの塊であると、改めて実感しました。たとえ、効果がどんなに高くても、工場で安定的に生産できなければ、製品にすることはできませんし、使用感が良くなければ、生活者に使い続けていただくことができません。そして、たった一つの原料が、全てを左右する可能性があるということを、この講習会を通して気づかされました。
入社4-5年目となると、既存処方の枠から出て、自身で処方を一から組み立てる頃だと思います。私も処方開発を担当していた当時、活性剤のほんの少しの変更が乳化安定性に大きく影響してしまったり、スケールアップでラボ試作と同じような使用感が得られなかったり、ポリオールで使用感を変えただけで経時安定性や防腐力が格段に上がった、ということを経験しました。先生が今おっしゃっていることは、あの時のあの経験のことだったのか!と、何年も経った後に理解できたところもありました。今回参加された方々も、この実践講習会の受講を通して、日常の業務での疑問や課題が、論理的に理解でき、クリアになったのではないでしょうか。学んだことを各々「実践」され、品質の高い化粧品が続々と開発されることでしょう。
本講習会を企画運営された西日本支部 化粧品技術講習部会の皆さま、貴重なご経験をお話くださいました講師の先生に感謝申し上げます。西日本支部では12月に乳化をテーマにした専門講習会の開催を企画しているとのことでした。すぐに満席になってしまうと思いますので、お早目の申込みをお勧めいたします。
日本化粧品技術者会 広報委員 久加 亜由美(株式会社マンダム)
  • 満員御礼の会場
  • 岩瀬コスファ 川戸先生作のサンプル。使用感の違いを実感できました。
  • ラボと工場の連携は品質に直結します
  • 貴重な映像をご紹介いただいた小林先生