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第89回SCCJ研究討論会 および IFSCC 2022・国内報告会

  • 熱心に議論を交わす参加者
  • リアルならではの会場風景
  • 第14回 優秀発表賞受賞の城市大勢氏(花王株式会社)の発表風景
  • 第14回 優秀発表賞受賞の城市様(右)とSCCJ学術委員長・尾郷氏(左)
「第89回SCCJ研究討論会」および「IFSCC 2022 ロンドン大会 国内報告会」参加レポート

化粧品に関係する様々な最新研究に、活発な議論を交わす多数の研究者の姿がありました
 2022年12月1日~12月2日に約3年ぶりのリアル開催となった「第89回SCCJ研究討論会」および「IFSCC 2022 ロンドン大会 国内報告会」に参加しました。
 会場には、発表者と参加者を合わせて500名ほどが来場され、近年のコロナ禍で忘れかけていた、リアルならではの臨場感がありました。
「第89回 SCCJ 研究討論会」では、化粧品に関連する幅広い分野の大学や企業から、30演題の最新の研究成果が大ホールで報告されました。Q&A では、会場で関心を持った情報やデータについて、発表者と直接コミュニケーションを取れる場が用意されていました。
 また、「IFSCC 2022 ロンドン大会 国内報告会」では、オーラル発表された12演題と、ポスター発表された39演題を、展示ホールを3部制に区切り、それぞれの発表者により研究成果の報告がなされていました。
研究討論会・IFSCC 報告会ともに、いずれの研究成果も非常に興味深く、発表会場・Q&A 会場・報告会場のすべてで、それぞれの発表者の研究への真剣、かつ真摯な姿勢と、多数の参加者が研究成果に対する疑問を解消し、理解を深めようとする姿と熱量の高さに、深い感銘を受けました。

 1962年に開催された「技術シンポジウム」の流れを汲む「SCCJ研究討論会」は、本開催をもって最後となり、2023年からは、「SCCJ学術大会」としてパワーアップして生まれ変わります。研究者の方々の今後の新たな研究成果が、大変待ち遠しいです。
 
最後に、本イベントで大変興味深いご発表をされた研究者の皆様と、企画運営をいただいた学術委員会の皆様に感謝申し上げます。

SCCJ広報委員  菰口 剛志(岩瀬コスファ株式会社)


【第89回SCCJ研究討論会 最優秀発表賞】
今回で14回目となる、最優秀発表賞は弊会学術委員による厳正な審査の結果、下記の発表が受賞いたしました。
受賞された花王株式会社 城市様 おめでとうございます。

発表No:2-08
演    題:バリア機能が低下傾向にある敏感肌に特徴的な角層セラミド組成
              Characterization of Ceramide Profile in Stratum Corneum of Sensitive Skin with Weak Barrier Function」
発 表 者:〇城市 大勢 1
                 渡辺 大輔 1、羽根岡 舞 2、川本 明音 3、吉田 浩之 3、山本 直史 1、須加 基昭 1
                 花王株式会社 1 スキンケア研究所、2 解析科学研究所、3 ⽣物科学研究所



2022年12月1日(木)~2日(金)「第89回SCCJ研究討論会 および IFSCC 2022 国内報告会」をタワーホール船堀にて開催いたしました。
参加者は417名、討論会発表者30名、IFSCC国内報告会発表者は51名となり、500名近い方にお集まりいただき、大変充実した開催となりました。(2022/12/5)