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第82回「SCCJ 研究討論会」

第82回SCCJ研究討論会参加レポート
 
2018年7月12日、「大阪国際交流センター」において本部主催のSCCJ研究討論会に参加いたしました。SCCJ研究討論会は年2回(東京・大阪)で開催され、今回は大阪での開催となります。関東在住で遠方への出張がそれほど多くない私は気合を入れて参加させて頂きました。
演目は発表数16報、特別講演1報、ヘアケアからスキンケア、新規評価系、製剤開発等々、化粧品に関わる幅広い分野の講演が聴ける機会であることから、321名と多くの方が参加されていました。特別講演では「不老不死は可能なのか?魚をモデルに人の寿命と老化を探る」と題して、東京大学大学院農学生命科学研究科の木下准教授より御講演がありました。一見、化粧品とは関係ないようにも感じましたが、その壮大な「不老不死」というテーマは「いつまでも美しくありたい」を支える化粧品のあり方をもう一度見つめなおす機会になり、良い化粧品を提供しようという初心を思い返すことができました。
研究討論会では製剤開発に関わる発表も複数ありました。製剤開発研究を進める上での考え方や内容について、知る機会は意外に少ないと感じています。現職で製剤開発に関わっている私にとって、このような機会は大変貴重です。その中でも㈱マンダムの臼倉氏より発表された「シート状化粧品における防腐力低下の要因について」は、個人的に興味深く拝聴させて頂きました。過去にシート状化粧品の製品設計に関わった際、その防腐設計には特に悩まされた記憶があります。設計する上で事象の確認はできますが、なぜ防腐力が低下するか等の詳細は中々解明されず、釈然としない気持ちであった私にとって、今回の研究発表を聴くことで気持ちの晴れる想いとなりました。
このような、日々の業務で発生する疑問解決の一端を担ってくれるのも研究討論会の魅力です!ご講演いただいた木下先生、発表者の皆様、研究討論会を企画・運営頂いた学術委員会の皆さまに心より感謝いたします。
SCCJ広報委員 松嶋高志/㈱シーボン

 
本開催への参加は321名の皆様にご参加を頂きました。
発表数は研究討論会16報、特別講演1題で開催され、大変充実した研究討論会となりました。


第7回目となる「最優秀発表賞」の授与が行われ、以下のご発表が受賞されました。
【第7回・最優秀発表賞】
「セラミド、メドウフォームエストリド、非極性油からなるオイルゲルとそれを利用したセラミド高配合油性製剤の開発」

林 仁志,市川 雛代,河野 賢治,浅野 浩志,広瀬 統,長谷川 靖司,澤田 均,北原 路郎,中田 悟
日本メナード化粧品株式会社 総合研究所
討論会要旨集掲載ページ
https://www.sccj-ifscc.com/event/abstracts/2018
※SCCJ会員の方は会員IDでログインいただき、要旨集PDFをダウンロードしてご覧いただけます。
 是非ご利用ください。
 
  • 特別講演/東京大学農学生命科学研究科 准教授 木下滋晴先生
  • Q&Aコーナーの様子
  • ご発表時の様子/日本メナード化粧品(株)林氏
  • 第7回最優秀発表賞を受賞された日本メナード化粧品(株)林氏