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第32回勉強会 ワークショップ

  • 井上玄志先生
  • 井上玄志先生 講演
  • 渡邉紘介先生
  • 渡邉紘介先生講演
  • 情報交流会
11月13日大阪国際交流センターさくら東、西において第32回勉強会が開催されました。今回は『化粧品におけるマイクロバイオームの活用』をテーマに、2演題の講演と関連する原料紹介(原料会社4社)、情報交流会を行いました。
 
次世代シーケンサーの台頭により、早く安価に遺伝子配列を読むことができるようになり、さらに人間に共生しているマイクロバイオームの研究が盛んにおこなわれた結果、現在では菌活の言葉をはじめ、様々な分野で応用されております。化粧品分野においても今後世界的にも注目をあびていくことが予想されるため今回のテーマに選定致しました。
 
TAK-Circulator㈱の井上玄志先生には「日本人女性を対象にした皮膚細菌叢大規模解析とそのノウハウを活かした受託解析について」をテーマに最新のシーケンサーを用いた皮膚細菌フローラの解析事例を分かりやすくご講演いただきました。
 
㈱ミルボンの渡邉紘介先生には「スカルプマイクロバイオームのヘアケア製品への展開」をテーマに頭皮の細菌フローラと毛髪の関係について独自のご研究の成果をご講演いただき大変興味深い内容となっておりました。
 
一丸ファルコス㈱様からは「殺菌乳酸菌 EC-12 株の化粧品原料への応用」の演題でEC-12の原料紹介をしていただきました。
 
ニッコールグループ㈱コスモステクニカルセンター様からは「α-グルカンオリゴサッカリドによる皮膚常在菌叢の改善作用」の演題でα-グルカンオリゴサッカリドの皮膚細菌フローラに対する作用をご紹介いただきました。
 
DSM㈱様からは「エピバイオーム・ビューティ: 表皮バリアとマイクロバイオームの関係に着目した新たなスキンケアのご提案」の演題でDSM㈱様のマイクロバイオームへの取り組み等についてご紹介いただきました。
 
BASFジャパン㈱様からは「マイクロバイオームのバランスを最適化する有効成分のご紹介」の演題でマイクロバイオームに作用する各種の原料をご紹介いただきました。
 
今回は参加人数も多く、講演後の情報交流会では先生方の前に質問や意見を求める列ができ、活発にご質問をしていただいておりました。マイクロバイオームに対する感心の高さを感じました。次回の勉強会にもご期待いただきたいと思います。