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太陽光 [solar light]

太陽光線ともいう.地上に到達する太陽光は波長の短いほうから紫外線、可視光線、赤外線に分けられ、放射エネルギーは紫外線が約6%、可視光線が52%、赤外線が42%の割合になっている.紫外線はその生物学的な作用の違いからUVC、UVB、UVAの三つに分けられる.生物にとって害のあるUVCは成層圏に存在するオゾン層によって吸収され、地上に到達することはない.太陽光の強さには季節差、日差、時差がある.当然のことであるが夏がもっとも強く、冬がもっとも弱くなる.太陽光は、人類に健康と生活のリズムと光と熱、暖かさ(赤外線)を供給し、太陽が人類に与えてくれる恩恵のうちもっとも重要なものは、植物の光合成を促進し植物を育てることである.植物は人類あるいはほかの動物の食物となり、食物連鎖反応をはじめ、ヒト皮膚の中では太陽光のUVBがビタミンD3の合成を促進する.しかし、このような太陽光の心理的あるいは食物産生におけるメリット以外に、最近ではこれらのメリット以上に太陽光のデメリットが明らかにされてきている.すなわち太陽光が細胞障害、光毒性反応、光感作と光アレルギー性反応や皮膚がんの発症の原因となることがわかってきた.また、皮膚の色素沈着やしわやたるみの形成を促進することも明らかになってきている(→紫外線).(正木仁)

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