LIBRARY ライブラリー

光感作性 [photosensitization]

光アレルギー性ともいう.化学物質の中には、光が当たると化学変化を起こし、抗原性を獲得して感作反応を引き起こすものがある.その後、同じ物質が皮膚に塗布され、ここに光線が当たるとアレルギー反応を発生させる.このような物質を光感作性物質という.光毒性はほとんどすべてのヒトに光量の強さに比例して発生するのに対して、光感作は一部のヒトのみに発生するところが異なる.光感作の有無を判定する試験は、物質を塗布して光照射(光感作誘導)を行い、次いで一定期間後に、もう一度同じ物質を塗布して光を照射(光感作誘発)する.光感作誘発での光照射部位と非照射部位との皮膚反応を比べて、その違いから光感作性の有無を判断する(→光パッチテスト).(鈴木惠子)

用語検索

索引