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光パッチテスト [photo patch test]

光アレルギー反応テストともいう.物質の光アレルギー反応を調べる方法のこと.光アレルギーの原因物質を発見し、原因物質除去によって治療を行う診断光パッチテストと、化学物質の皮膚安全性を予測し、皮膚障害を未然に防ぐために用いられる予知光パッチテストがある.予知光パッチテストは、化学物質ないし製品の光じんま疹反応、光毒性反応の程度を明らかにする目的で行う.被験者に試験する物質を48時間閉塞貼布し、物質をふきとり、半側をテープで覆ってUVBとUVA(→紫外線)を照射する.照射側の反応が非照射側の反応よりも強い場合に、光じんま疹、光毒性あるいは光アレルギーありと判断する.しかし、被験者がまれに内因性あるいは外因性の光線過敏症を有することがあるため、試験に先立ち、かならずUVBとUVAにより光線照射テストを行って正常であることを確認しておく必要がある.すなわちUVBでのMED(→SPF)を測定して、MEDが低い、あるいはUVAで炎症反応を生じるといった被験者は除外して評価を行う.(小川朋康)

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