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ヘンナ [henna]

エジプト産の植物.ヘンナの葉から橙色を帯びた褐色の染料がつくられ、頭髪などを染めるのに用いられた.19世紀ペルシャやインドの女性たちは、頭髪ばかりでなく手のひらや指の先をも着色させていた.現在では、酸化染料タイプの染毛料が肌に合わない人に対して、おもに美容室で使われている.ただし、色のバリエーションがなく染まりも弱いので、ヘンナ100%だけでなくほかの植物染料や化学染料、ジアミン系などを混合した商品もある.ただし、ヘンナも草木かぶれする人はかぶれやすいので、使用前のパッチテストが必要である.(村田孝子)

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