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マクロファージ [macrophage]

大食細胞ともいい、血管内では単球とよばれる.これが組織に運ばれてマクロファージとなる.径約15〜20 μmの単核細胞で、タンパク質分解酵素やリゾチームなどの酵素を多量にもち、貪食作用により取り込んだ物質を処理する.下等動物から高等動物まで生態防御機構において主要な役割を演じているが、高等動物では処理した異物を抗原としてT細胞に提示し、免疫系を作動させる.真皮に固有のものは組織球とよばれる.(日比野利彦)

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