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アジュバントパッチテスト [adjuvant and patch test]

感作性試験法の一つ.水に不溶性の化学物質のアレルギー性を評価する試験法.物質の感作能を評価する試験法としては、maximization test(マキシミゼイションテスト)が代表的である.この試験法は、感作能の検出感度が良好で再現性もよく、現在もっとも汎用されている感作性試験法である.しかし感作の誘導操作を皮内注射で行うため、水に不溶性の物質は投与できないという欠点があった.そこで、皮内注射の操作の代わりに試験する物質をガーゼや絆創膏などに塗布し、皮膚にあてて一定時間ずれないように固定する、すなわち閉塞貼付に置き換えた方法が開発された.これがアジュバントパッチテストで、GPMT同様の高い検出感度が得られている.(鈴木惠子)

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