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屈折率測定法 [measurement of refractive index]

光の屈折現象の程度を示す屈折率を求める方法.測定法には臨界角法、干渉法、焦点法、浸液法、最小偏角法などがある.このうち、少量の試料で容易に測定ができ精度も比較的高い臨界角法によるアッベ屈折計での測定がもっとも普及している.測定は二つのプリズムの間に試料(液体の場合はそのまま、固体の場合は接触液を用いて)を挟み、入射光に対して角度を変化させ、屈折率(屈折角)を求める.屈折率は光の波長により大きく依存するため、通常、ナトリウムのD線(589.3 nm)が用いられ、得られた屈折率はnDと表示される.なお、アッベ屈折計では白色光を光源としているが、nDの値が得られるように工夫されている.(大野和久、鈴木敏幸)

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