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CIR [ The Cosmetic Ingredient Review]

米国化粧品工業会(CTFA)理事会によって計画された化粧品成分総点検のこと.その目的は、科学者の判断により化粧品の成分がその使用条件において合理的、かつ確実に安全であることを判定することである.米国のFDC(Federal Food、 Drug and Cosmetic Act)法によれば、化粧品製造メーカーは製品および製品に使用される成分の安全性に責任があり、もし安全性が認められないようであれば警告表示をしなければならない.しかしこれらの安全性の評価は、化粧品製造メーカーにとってたいへん煩雑なため、業界として少なくとも化粧品に汎用される成分についての安全性を決定し、その評価にかかる時間を減少することが望まれていた.そこでCTFAが業界の自主規制の基本構想として計画し、1974年より世界保健機構(WHO)と交渉を開始した後、1976年にCIR機構を設立した.CIR職員はCTFAの従業員または顧問であるが、CTFA職員からは分離している.(鈴木惠子)

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