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条件等色 [metamerism]

分光反射率が異なる二つの色を見るとき、照明が変化することでその二つの色差はさまざまに変化するが、ある一定の観察条件のもとでは等しい色に見える現象をいう.分光反射率が等しい二つの色の場合は、どのような照明のもとでも反射光が等しく同じ色に観察される.国際照明委員会(CIE)は条件等色を数値化すべく条件等色指数を制定した.これによると標準光源をD50とし、試験光源としてはA光源を用い、それぞれにおいて色の三刺激値から計算した色差が条件等色指数Mとなる.この指数の意味合いは、標準光源D50のもとで完全に調色したとしても、A光源においてはM程度の色差があるであろうという意味での推定値を表す.(→メタメリズム)(大野和久)

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