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光接触性皮膚炎 [photocontact dermatitis]

光毒性物質あるいは光感作性物質が皮膚に接触し、それらの物質を励起させる波長を含む光線が照射された場合に起こる皮膚炎の総称.天然物質、化学物質や薬剤が原因物質となり、発症機序から光毒性反応と光アレルギー反応とに分類される.光毒性反応がアレルギーを介さない反応であるのに対し、光アレルギー反応はアレルギーを介した反応である.光毒性反応を起こす化学物質はピリジン、アントラセン、8-MOPなどが知られている.光毒性反応と光アレルギー反応の相違は、光毒性反応が大部分の人に反応が現れ、原因物質と光線量を多量に必要とするのに対し、光アレルギー反応は特定の少数の人に起こり、反応の出現の時間が比較的遅く、ごく少量の原因物質と光線量で反応が生じるといった点である.光接触皮膚炎を診断および予知するためには、光パッチテストが利用される.(市川秀之、小川朋康)

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