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SD法 [semantic differential method]

意味微分法、意味測定法などともよばれ、官能評価のアンケート形式として広く使用されている.重い-軽い、硬い-軟らかい、良い-悪い、というような両極の意味をもつ用語が対で用いられ、これらの反対語が両端におかれた複数の評定尺度上にサンプルの印象が記入される.評価尺度を表す言葉としては、非常に-かなり-やや-どちらともいえない、などがあり、評価段階数やパネルの特性、評価されるサンプルによって適宜選択される(図1).また、評価項目として使う言葉は、候補となる用語を広く集め、その中から使用頻度やパネルの理解のしやすさなどを考慮して選定される.得られた評価結果は、各評価を数値化した上で統計的な処理が行われる.簡単な結果表示例としては、パネル全員の値を集計し求めた平均点をレーダーチャート図や折れ線グラフにプロットしたものがあげられる(図2).(宮田美紀)

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