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乾式成形法 [molding with drying condition]

粉末製品の成形方法の一つで、粉末を中皿に充填し、金型でプレスして固める方法の総称.これに対して、中身に溶媒を添加し、スラリー状にしたものを中皿に充填、成形する湿式成形法がある.乾式成形法は、プレス金型の形状によって、製品表面に凹凸をつけたり(エンボス加工)、立体的に成形(立体成形)することもできる.おもにパウダーファンデーション、アイシャドー、ボディパウダーに適用される.この方法においては、中身を中皿に充填するという点から多色成形(区分けあるいはグラデーション)が可能となる.また、中身を細かいビーズに成形した後、2色以上のビーズを混合して、中皿充填し、プレス成形することによって迷彩模様などをつくり出すこともできる.中皿は、容器デザインから円形や四角形、あるいは台形などがあり、材質としては金属製のものが一般的ではあるが、プラスチック製のものも用いられている.(南孝司)

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