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スチラックスレジノイド [styrax resinoid]

スチラックスの樹脂や浸出物を有機溶剤で抽出して得られるレジノイド.スチラックスは大きく二つに分けられる.一つは、アジアスチラックスまたはレバントスチラックスとよばれ、トルコ南西部に生育するLiquidambar Orientalis Millの樹皮にたまる樹脂、もう一つは、アメリカンスチラックスで、米国コネチカット南部、メキシコなどに生育するLiquidambar styraciflua L.からとれる樹脂である.さらに、アメリカンスチラックスの変種としてホンジュラススチラックスとグアテマラスチラックスがある.樹幹に傷をつけたりしておくと病理的に樹液が樹脂化してスチラックスが生成される.これを集めて、温めた後、布を使って不純物を濾過すると灰色がかった緑色の粘性の高い液体になる.これは粗スチラックスとよばれ、これを有機溶剤で抽出することでレジノイドが得られる.かつては、薬として使用されていたが現在ではもっぱら香料として使用され、マグノリア、チュベローズなどの調合香料に使用される.日本では蘇合香(そごうこう)として知られている.(木内さおり)

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