LIBRARY ライブラリー

天然由来成分 [nature originated substance]

化粧品の成分のうち、天然物や天然に由来する物質のこと.植物抽出物がその中心で、たとえばグリチルリチン酸を含み、抗炎症作用があることが知られているカンゾウエキス、近年美白作用があることが報告されたカミツレエキスなどがある.植物抽出物以外には、ミツバチの分泌物であるローヤルゼリー、豆乳を発酵させて得られる豆乳発酵液などがある.これらの天然物の成分はアミノ酸、タンパク質、有機酸、糖類、ビタミン類などで、化粧品に配合した場合、保湿作用や肌荒れを防ぐ効果が期待できる.また、加水分解コラーゲンや加水分解大豆タンパク質などのタンパク質加水分解物は、毛髪のコンディショニング剤*として用いられる.(岩崎敬治)

用語検索

索引