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プラスミノーゲンアクチベーター [plasminogenactivator]

プラスミノーゲン活性化因子ともいう.プラスミノーゲンに特異的に働いて、活性なプラスミンに変換する.生体内には血管壁から分泌されるアクチベーター、組織中に存在する組織アクチベーター、尿中から見つかったウロキナーゼなどが知られている.これらはすべてプラスミノーゲンを限定的に分解するプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)である.ケラチノサイト(表皮角化細胞)は組織アクチベーター,ウロキナーゼを産生することが知られている.そのうちウロキナーゼは,肌荒れが発生した皮膚表面に存在していることが明らかになり,肌荒れの発生過程におけるウロキナーゼの重要性が確認されている.ウロキナーゼはプロテアーゼの分類ではプラスミンと同じ種類(セリンプロテアーゼ)であるが,その作用はプラスミノーゲンにだけに特異的に働き,活性型のプロテアーゼであるプラスミンに変換する酵素である.(北村 謙始)

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