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グルタチオン [glutathione]

ペプチドの一種.γ-L-グルタミル-L-システイニルグリシンであるトリペプチド.グルタミル基がγ-ペプチド構造である点が普通のペプチドと異なっている.酵母および動物の肝臓、筋肉などに広く分布し、生体内においてはもっとも多く存在するSH化合物である.生体内では、還元型グルタチオンまたは酸化型グルタチオンとなって生体内の酸化還元に重要な役割を果たしており、還元型グルタチオンは-SH基を有するため解毒作用を示す.化粧品分野におけるグルタチオンの効果作用としては、メラニン生成抑制作用および抗アレルギー作用があげられ、美白剤、パーマ原料としての関心がもたれているが、安定性の面で問題がある.(三部晶子)

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