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雲母チタンともいう．微粉末にした雲母の表面に二酸化チタンの均一層を被覆したもので、真珠光沢、干渉色（虹彩色）を与える光学的に特徴ある真珠光沢顔料（パール剤）である．干渉色を示す雲母チタンは、白色基板上に塗布した場合は白色光沢を示すのに対し、黒色基板上･･･続きを読む

消費者による使用中の微生物汚染をいう．微生物による汚染は、化粧品の製造時に発生する汚染（一次汚染）と、この二次汚染に大別される．二次汚染は、消費者の手指や製品を使用する環境から微生物が混入し、製品自身の防腐性では微生物の増殖がおさえられない場合に発生す･･･続きを読む

肌に塗布したファンデーションをハンカチや衣類に付着した場合、口紅がカップや衣類などに付着した場合、マスカラを塗布したまつ毛がまばたきすると肌に付着したりする場合などをさしていう．色移り、転写などともいう．色材を配合した製品は、色材がもともと肌、唇上に固定･･･続きを読む

見る角度により色が変化して見える性質．干渉色をもつパール剤の表面に干渉色とは異なる色材をコーティングした場合、照射する光の正反射方向では干渉色が見え、拡散反射方向では色材の色が見えて二色性を示す．最近は干渉膜に二酸化ケイ素（シリカ）を使ったパール剤･･･続きを読む

長期にわたり紫外線に当たる機会が多かった高齢者の顔面、頸部、前腕、手背などの日光露出部によく出る小型の角化性紅斑、丘疹性病変のことで、老人性角化症、老人性角化腫、光線角化症ともよばれる．欧米、豪州と比較してわが国ではそれほど多くはないが、それでも近年増･･･続きを読む

油脂をけん化し塩析して得られる30％ほど水分を含んだ石けんをいう．各種石けんはこれを原料としてつくられる．ニートソープの製造には、精製油脂をけん化、塩析する方法、脂肪酸を中和する方法、エステル交換によって得られる脂肪酸エステルをけん化する方法がある（→総･･･続きを読む

セルロースの硝酸エステル．硝酸繊維素、硝化綿ともいう．精製セルロースを硝酸-硫酸-水の混合物で処理（エステル化）して得られる．硝化度（エステル化の度合いを窒素含量％で表したもの）14〜12.5％のものは火薬として、11.5％までのものは有機溶媒に溶かしてラッカー（塗･･･続きを読む

化粧品の研究開発から製造・販売に携わる者への情報提供と交流を目的とした学術団体で、SCCJと略称する．化粧品産業の健全な発展に寄与するための活動を積極的に支援している．会員は現在約1,300名で、国内外での研究発表会やセミナーの開催および技術者にとって欠かすことの･･･続きを読む

化粧品業界の健全な発展を推進するために、1959年7月24日、化粧品製造業者によって設立された全国団体．東京化粧品工業会、近畿化粧品工業会および中部化粧品工業会の三つの工業会によって構成され、2003年7月現在の会員企業は750社となっている．会員企業に対しては、関係官･･･続きを読む

厚生労働省の許可を得て、化粧品の輸入・販売を行っている事業者の非営利団体．目的として“化粧品輸入の公正な秩序を確立し、会員の共通の利益を増進するために事業を行い、もって輸入化粧品の健全な発展に寄与するとともに、会員相互の交流と啓発を図ること”を掲げている．･･･続きを読む

日本化粧品技術者会 THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN